さっきのはやぶさ10号(H2)・こまち10号(Z23)は、折り返しはやぶさ17号新青森行き・こまち17号秋田行きとなって去っていきました。北海道新幹線なのに本州止まりか……。
_DSC0775
 もうそろそろお昼になったので、休憩としていったん外に出ました。外は気持ちのいい天気、快晴です。
_DSC0838
 せっかく外に出てきたので、レンガ造りの東京駅をちょっと撮影してきました。
_DSC0830
_DSC0835
_DSC0836
 立派な駅舎です。ちなみに中は、
_DSC0828
 大正時代を思わせるレトロなつくり。修復してくれて、どうもありがとうございました。

 駅舎をながめた後は、上野に移動するために山手線に乗ります。
_DSC0850
 東京駅を出てから10分足らずで上野駅に到着。けっこう早く着きました。
_DSC0855
 ここは、東京の北の玄関口。昔は東北から出稼ぎに来た人たちが大勢いたようで、
_DSC0856
 こんなのが飾られていました。東北新幹線が開業してからもしばらくは上野以北しか通っていなかったので、上野駅の拠点性はすごく高かったでしょうね。お昼ご飯が食べたかったので、とりあえず飲食店を探しにうろちょろしました。そしたら、駅から歩いてたったの2~3分くらいでアメ横を見つけました。
_DSC0868
 「アメ横」とは何度か聞いたことがありましたが、まさかこんなに駅から近いとは思ってもみませんでした。言っては見たかったのですが、特にめぼしいお店がなかったので引き返しました。で、結局たどり着いたのがこのお店。
_DSC0858
 1階の「天丼てんや」というお店です。中では天丼が食べられます。東京の文化になじみがなかったので、食べながら「東京の人たちは、いつもこういうん食べよんかな?」と考え続けていました。ちなみに、ぼくの故郷香川では、働いている人たちは基本的に安くて速くておいしいうどんを食べます。500円もあれば十分おなかがいっぱいになりますね。学生でも、行きつけのお店の一つや二つはあるんじゃないでしょうか?

 おなかがいっぱいになったところで、さらに上野をぶらぶらします。上野にはビックカメラもありました。その1階にはNikonのD500という一眼レフが置いてありました。徳島には全然置かれていないので、記念にちょっといじくってみました。

 前にも言ったかもしれませんが、D500は毎秒10枚のペースで連写ができます。ふつうの連写音は「ガシャガシャ」なのですが、D500の連写音は「ダダダダ」と表現したほうがいいんじゃないでしょうか……?

 連写スピードが速いと何がいいかって? それは後でわかります。

 まだ時間があったので、そのまま上野公園にも行きました。上野公園は上野駅から少し丘を登ったところにあります。というわけで、上野駅を発着する電車たちをとることができました。
_DSC0872
 わざとななめにして撮影。
_DSC0875
 東京駅のある千代田区からは見えなかったスカイツリーも、ここからなら……
_DSC0880
 はっきりと見えます。単純に距離が短くなったうえに、周りに高い建物がないからですかね? ちなみにこのスカイツリーの高さは、634 mで、「むさし」のごろ合わせで覚えられます。前に昇ったあべのハルカスが300 mなので、単純に考えるとハルカスを2つ重ねてもまだ余る高さです。ああ、なんて存在感だ…………
DSC_4604
あべのハルカス。天王寺駅のすぐ近くにある、日本で一番高いビルである。2016年12月26日撮影。

 上野公園の中に入ってみると、東京駅周辺とは違って人々の憩いの場がありました。
_DSC0881
 さらに奥に進んでみましょう。歩いて5分ちょっとのところに大きな池がありました。そこでやたらと鳥たちが集まっている場所がありました。
_DSC0888
 いちおうはばたく鳥たちの写真は撮ってきたのですが……
_DSC0887
 あんまり近くでたくさんの鳥がいっせいにバサバサとはばたくものですから、怖くなって逃げました。たぶん二つ上の写真は鳥にピントあってません。池をぐるっと一周するときに、またスカイツリーが見えました。
_DSC0900
 ハルカス2つ分の高さを誇るだけあって、ちょっと離れても存在感は薄れません。

 上野駅に帰る時刻がそろそろせまってきたので、戻っていきます。最後に西郷隆盛の銅像が撮りたかったのですが、なかなか見つけられずに探してしまいました。やっとのことで見つけはしたのですが、そのときちょうど雲がかかってしまって撮影がしにくい状況になってしまいました。

 15時過ぎになって、ようやく太陽が照りつけはじめました。
_DSC0929
 そこで、限られた時間を使ってガンガンとっていきます。西郷さんのシルエット。
_DSC0904
 向こうのほうを眺める西郷さん
_DSC0926
 きりっとした表情で未来を考える西郷さん
_DSC0918
 でも、個人的にはこれがベストショットだったかもしれません。
_DSC0916
 くもっているときに撮ってしまうと、影ができないので西郷さんがやや貧弱に映ってしまいます。影をつけることで、激動の時代を生き抜いた西郷さんをより勇ましく写すことができました。短い時間しかいられなかったのでこれくらいしか撮れませんでしたが、次来たときはもっと上手に撮りたいです。

 西郷さんの撮影が終わったら、急いで上野駅の新幹線ホームに向かいました。上野駅の新幹線ホームは上野公園からは見えません。
_DSC0872
 なぜなら、新幹線ホームは「地下」に作られているからです。改札に入って、長い通路を歩いて、それからエスカレーターを何回も乗り換えて…… で、やっとのことで到着します。地下2階の広場はやたらと大きかったですね。東京まで直通していなかった時代、東北や上越からのお客さんでごった返していた様子が想像できます。
_DSC0942
 では、新幹線の撮影を再開しましょうか。

 上野駅は地下にあり、四六時中暗い環境だったので、最初は撮影に苦戦しました。仕方がないので、慣れないうちは流し撮りも使って撮っていきました。
_DSC0933
とき322号

 15時33分、時刻表に乗ってない列車が到着しました。
_DSC0938
 この列車は、回送列車でした。むこう側のE7系も回送列車ですね。開通した当時は上野までしか通っていなかったので、東北新幹線の車庫は上野よりも北側(たぶん田端あたりだったと思う)にあります。その後東京駅まで新幹線が開通したので、東京駅から車庫に入る列車は上野駅を通るようになったのでしょう。

 あさま617号が近づいてきました。トンネルの中なので、ヘッドライトがいっそう映えています。
_DSC0954
 ぼく、やっぱり夜撮影する方が好きかもしれません。そう思い始めた瞬間でした。となりの2階建ての列車は、Maxとき324号です。
_DSC0957
 暗いとシャッタースピードが落ちるので、その分流し撮りがしやすくなります。流し撮りっていいですよね。「静止画」の中に「動き」を表現できるので。最近のカメラは手振れ補正がしっかりしているので、少々のミスは気にしなくてもよくなりました。おかげで安心してシャッタースピードを落とすことができます。

 とまあ、こんな感じで上野駅での撮影をしていきました。ところで、東京でも撮影はできるのに、なんでわざわざ上野まできたかわかりますか? それは次の回でわかります。



つづく