18時41分、南風21号のおな~り~。
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 ……て、なんかおかしいぞ?

 あ、そっか。21号は通過だったのすっかり忘れてた!!
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 前にも言いましたが一部の特急南風は宇多津駅を通過します。宇多津でいればよかったものを丸亀に移動していた理由は、止まっている南風をじっくり撮りたかったからです。とはいえ丸亀寄りの分岐器の制限速度は45 km/hなので、別にシャッタースピードを速くしていれば撮影に大きな問題ではないのですが。

 18時43分、1254M琴平発高松行きが到着。
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 反対からは21号につながるしまんと7号が到着しました。
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 この列車は多度津で21号と連結します。高松~丸亀の速達化のため、夕方6時以降に高松を出る特急は多度津で連結します。
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「待っちょってな、21号。」

 そんな言葉が聞こえてきそうです。

 時刻はそろそろ19時。だいぶ日が沈んできました。
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 次の南風24号+しまんと6号は19時04分の到着ですが、この日は遅れて運転していました。この二つの列車を撮れる場所にはいましたが、反対からのしおかぜ23号が19時10分に来るのでかぶってしまわないかどうかが非常に気になっていました。

 定刻から4分遅れて、南風24号としまんと6号のおな~り~。
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 だいぶ暗くなってしまいましたが、とりあえず撮影は成功。本当はもっとゆっくり撮影したかったのですが、
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 定刻通りにしおかぜ23号が来てしまったので撮影は強制終了。仕方がないのでしまんと6号と南風24号を別々に撮影しました。
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 24号は3号の折り返しですが、
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 どうやら中村で宿毛寄りの1両を切り離したようです。

 その数分後には160M快速サンポート観音寺発高松行きが到着。南風の直後の列車ですが、しまんとが高松まで直通するため列車名に「南風リレー」はつきません。
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 黄昏がとってもきれいです。
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 ここでホームを移動します。19時24分、162M観音寺発高松行きが到着。特急列車の遅れに巻き込まれたのか3分遅れていました。
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 その後いしづち28号となる列車が到着。
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 本来ならばこの列車は松山から高松を2時間19分で結びます。これが高松~松山(194.4 km)の最速記録です。表定速度は83.9 km/hで、単線区間の長さの割には速いです。

 もしも高松~松山が完全複線化されていたら、岡山に直通するしおかぜが最速達として松山・今治・伊予西条・新居浜・多度津・丸亀・児島・岡山に止まって、いしづちがこれに加えて伊予北条・壬生川・伊予三島・川之江・観音寺・(高瀬・詫間)・宇多津・坂出・高松に止まることでしょう。しおかぜは表定速度100 km/hを目指せそうです。岡山~松山は214.4 kmあるので、2時間8分以内に結ぶとこれが達成できます。いしづちは今と停車駅で大差がありませんが、列車交換の待ち合わせがないので表定速度80 km/h以上を安定的に出せそうです。

 本当ならこのホームでいるつもりでしたが、南風23号+うずしお25号が遅れ気味である上にしおかぜ28号も遅れ気味で、どっちもいつ来るかはっきり分からなかったので撮れないリスクを回避するべく下りホームへ。ちなみに定刻通りならしおかぜ28号は19時36分に宇多津に着き、39分に発車。対する南風23号+うずしお25号は39分に到着し、23号が42分に、うずしお25号が45分に出発するのでちょっとだけしかかぶらないことになっています。

 さあ、どっちが先に来るでしょうか? 先に来たのはしおかぜ28号で、4分遅れて19時40分に到着しました。
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 その2分後、3分遅れて南風23号とうずしお25号のおな~り~。

 せっかくの白銀のステンレス車体、光が反射しやすい特性を使わなきゃもったいない。
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 しおかぜ28号が出発したので並べて撮影。本当はしおかぜの方が速くきてほしかったんだけど……。
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 23号はそのまままっすぐ、うずしお25号は進行方向を変えてそれぞれ高知、徳島に向かいます。解放作業をするため宇多津で3分止まります。
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 止まっている間にヘッドマークが回転したので訳の分からないウソ電をご紹介。
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 グリーン車付きのうずしお号。

 絶対需要ない。

 かつては100 km程度しか走らない宇和海にもグリーン車が付いていましたが、これはしおかぜの間合い運用という性格の方が強かったです。うずしおが走る高松~徳島は80 km弱。所要時間はたったの1時間10分くらいで、停車駅も多く特急というよりは「追加料金制のいる快速」という性格の方が強いです。グリーン車絶対いらない。

 続いてはもっと訳の分からないヘッドマークを。緑色のヘッドマークをつけた、グリーン車付きのうずしお号。
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 このタイプは2000系はめったに使いません。ごくごくまれにまちがって使うことがありますが……(2016年9月20日 徳島駅)
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 ふつうは赤いタイプを使います。
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 ちなみに緑色のタイプはキハ185で使われます。(2016年9月26日 徳島駅)
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 2600系の登場でキハ185の存続が危ぶまれてきています。撮影するならぜひ今のうちに。葬式鉄したさにラストランで駅に押しかけても絶対に落ち着いてみられません。JR職員たちにも大変な迷惑がかかります。

 連結作業を終えた23号は宇多津駅を後にしました。
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 残っていたうずしお25号も出発し、宇多津駅に静寂が戻りました。



つづく