少し前に「汽車の国から」シリーズを書きましたが、もっと撮りごたえのある時間帯がありました。それは、「平日の朝」です。都会ではあまり増結はしないだろうと思いますが、徳島では平日の朝になると2両くらいがふつうであるところがふつうに3両以上の列車になります。今回は徳島の朝の様子にクローズアップしていきます。今回の列車の始発・終着駅は特に断りのない限り徳島発/徳島行きです。
2017年9月25日、この日はすがすがしい天気となりました。輝く朝日を浴びつつ、さっそく花畑踏切で撮影を始めていきます。朝6時19分の時点で徳島駅に止まっていたのはこの二つの列車のみでした。
右に止まっているのが6:40発316D高松行き、左が6:35発435D穴吹行きです。この時間帯の徳島運転所は
がら空き。
朝の通勤通学ラッシュに向けて、車両を郊外に移動させているのでしょう。しばらくすると3番のりばに1500形が入ってきました。
阿南発4520Dです。となりの国鉄型キハ40とは全然デザインが違います。列車が出発するまで時間があるのでもう少し汽車たちを撮影していきます。
待っていると、6:32に4430D穴吹発海部行きが到着しました。
穏やかでやわらかい朝日がいいなぁ…………。この列車は徳島から牟岐まで527D、牟岐から海部まで4527Dとなります。基本的に徳島駅で高徳線・徳島線・牟岐線の列車が分離されますが、朝は少しでも車両を効率よく使うために高徳線か徳島線から牟岐線に直通することがあります。その逆のパターンの列車ももう少しで登場します。435Dの出発準備が整ったらしく、ヘッドライトが灯りました。
6:35、435Dが定刻通りに出発しました。
1500形があまりいなかった10年前にはこんな光景は日常的だったと思いますが、今では車両の更新が進んでこのような光景はごく限られた時間帯にしか見られなくなりました。5分後の6:40には316Dが出発しました。
すかさず2番のりばに剣山1号が入線しました。
それからすぐに522D阿南発板野行きが到着(まんなか)。徳島からは318Dとして運転します。阿南から阿波池田/高松に向かう乗客をさばくのが522Dの役割です。
6:48、剣山1号が出発。
これだけ見ると徳島には国鉄解体から30年たったのに未だに国鉄車ばっかりなのかという声が聞こえてくるかもしれません。しかしここからJRになってから登場した形式が登場していきます。剣山1号が出発してからすぐにうずしお4号が入線しました。
この列車は平日だと5両編成で、高徳線の定期列車では最も長い列車です。今回狙った列車はいくらかありますが、そのうちの一つがこの列車と考えてもいいかもしれません。この日はヘッドライトが下にある試作車で運転されていたので、ますます失敗できない状況となりました。
ところが、ここでふと思いました。
「いっつも2両のしか撮らんのに、
いきなり5両なんて撮れるんかいの?」
ふつう、本命の列車で失敗しないためにはほかの列車で練習するものです。いや、どんなに慣れていても腕ならしのために似たような状況で撮った方が、失敗する確率は減るでしょう。ところが今回はまったくリハができない状態でした。上手にうずしお4号を撮れるんだろうか……?
つづく
2017年9月25日、この日はすがすがしい天気となりました。輝く朝日を浴びつつ、さっそく花畑踏切で撮影を始めていきます。朝6時19分の時点で徳島駅に止まっていたのはこの二つの列車のみでした。
右に止まっているのが6:40発316D高松行き、左が6:35発435D穴吹行きです。この時間帯の徳島運転所は
がら空き。
朝の通勤通学ラッシュに向けて、車両を郊外に移動させているのでしょう。しばらくすると3番のりばに1500形が入ってきました。
阿南発4520Dです。となりの国鉄型キハ40とは全然デザインが違います。列車が出発するまで時間があるのでもう少し汽車たちを撮影していきます。
待っていると、6:32に4430D穴吹発海部行きが到着しました。
穏やかでやわらかい朝日がいいなぁ…………。この列車は徳島から牟岐まで527D、牟岐から海部まで4527Dとなります。基本的に徳島駅で高徳線・徳島線・牟岐線の列車が分離されますが、朝は少しでも車両を効率よく使うために高徳線か徳島線から牟岐線に直通することがあります。その逆のパターンの列車ももう少しで登場します。435Dの出発準備が整ったらしく、ヘッドライトが灯りました。
6:35、435Dが定刻通りに出発しました。
1500形があまりいなかった10年前にはこんな光景は日常的だったと思いますが、今では車両の更新が進んでこのような光景はごく限られた時間帯にしか見られなくなりました。5分後の6:40には316Dが出発しました。
すかさず2番のりばに剣山1号が入線しました。
それからすぐに522D阿南発板野行きが到着(まんなか)。徳島からは318Dとして運転します。阿南から阿波池田/高松に向かう乗客をさばくのが522Dの役割です。
6:48、剣山1号が出発。
これだけ見ると徳島には国鉄解体から30年たったのに未だに国鉄車ばっかりなのかという声が聞こえてくるかもしれません。しかしここからJRになってから登場した形式が登場していきます。剣山1号が出発してからすぐにうずしお4号が入線しました。
この列車は平日だと5両編成で、高徳線の定期列車では最も長い列車です。今回狙った列車はいくらかありますが、そのうちの一つがこの列車と考えてもいいかもしれません。この日はヘッドライトが下にある試作車で運転されていたので、ますます失敗できない状況となりました。
ところが、ここでふと思いました。
「いっつも2両のしか撮らんのに、
いきなり5両なんて撮れるんかいの?」
ふつう、本命の列車で失敗しないためにはほかの列車で練習するものです。いや、どんなに慣れていても腕ならしのために似たような状況で撮った方が、失敗する確率は減るでしょう。ところが今回はまったくリハができない状態でした。上手にうずしお4号を撮れるんだろうか……?
つづく
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