大阪環状線を一周してくろしお13号で和歌山まで南下したぼくたちは、紀州路快速で鳳を目指します。
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 紀州路快速は和歌山から熊取まで各駅に止まり、熊取から大阪まで快速運転をします。途中の日根野関空快速とつながります。14時59分、定刻通り日根野に到着。後ろからくる関空快速を待ちます。
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 2分後、関空快速が到着。
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 宇多津でよくあるやり方で連結するのかと思ったら……

 直前で1回停止した後、貫通扉も開けずにすぐ連結。
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 期待したわりにあっさりと終わってしまいました……。

 ここで、宇多津を知らない人のために宇多津での連結方法を紹介しましょう。宇多津は香川県綾歌郡宇多津町にある駅。予讃線と瀬戸大橋線が乗り入れており、岡山から来た特急と高松から来た特急がこの駅で連結し、それから先の松山方面/高知方面を目指します。

 まず岡山から来た特急南風高知行きが到着します。
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 4両編成ですが、後ろに2両をつなぐので前に詰めて停車します。完全に止まったら貫通扉を開けます。
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 数分遅れて高松から来た特急しまんと高知行きがゆっくり入ってきます。
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 特急しまんとは駅構内に入るまでに止まった後、15 m手前、1 m手前で停車し、やっと連結します。
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 貫通扉は開いているので、前側4両と後ろ側2両とは自由に行き来することができます。
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 とまあ、宇多津ではこんな感じで時間をかけて連結を行っています。最近では高松~丸亀の速達化のため、夕方を中心に多度津で連結を行うこともありますが基本的に同じ方法です。

 関空・紀州路快速は日根野を出発し、約30分後に鳳に到着しました。そこからは、羽衣線に乗り換えです。

 なぜわざわざ羽衣線に乗ろうと思ったか、それは、「103系が引退するから」です。昨年10月に大阪環状線から103系が引退したとき大きな反響を呼びましたが、
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 103系の淘汰はほかの線区でも進んでいます。今年のダイヤ改正のプレリリースによると阪和線および羽衣線の普通列車はすべて223系か225系に置き換わるとのことで、その前に元気な103系の姿を見ておきたいと思い羽衣線に行くことに決めました。15時半ごろに電車が来ました。
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 行った当時引退まで1ヶ月あまりということで、近くにはぼくと同じように写真を撮る人が数人いました。電車の出発は35分なので、ギリギリまで撮影に臨みます。
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 このクモハ103-2504はモハ103-295として1972年3月に新造されました。1989年に先頭車に改造され、それから体質改善工事を施され今に至ります。46年もの長きにわたって走ってきたなんてビックリ。

 15時35分、いよいよ103系が走り出します。DCモーターをうならせ単線の高架区間を軽やかに走り抜けてきます。103系のモーターは地元で慣れ親しんできた121系と同型なので、どこか懐かしい思いさえも抱きました。車内は
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 半世紀前に作られたとは思えないほどきれいでした。一つの車両を大事に使うのはとてもいいことです。

 4分で東羽衣に到着。羽衣線ではシャトル運転がされていて鳳に戻る列車が5分後に出発します……が、せっかくなので一本見送る代わりに散策しました。東羽衣周辺の様子はこんな感じでした。
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 線路の末端を撮ろうと思ったら、ラピートが。
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 東羽衣では南海電車に乗り換えることができると案内されましたが、まさかこんなに近いとは……。この線路の途切れ方を見ていると、阿佐海岸鉄道の甲浦を思い出します。
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 甲浦も同じように高架橋が駅から突き出た形で車止めとなっています。元々は甲浦から室戸岬を通って高知につながる線路を作る予定がありましたが凍結してしまい、甲浦は志半ばの終着駅となってしまいました。

 乗ってきた列車が到着してから15分後、鳳行きの列車が入ってきました。羽衣線は15分おきに運転しています。
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 東羽衣はちょっと変わった駅の構造で、列車の両方にホームがあります。ただし実際に使われているのは片方だけで、もう片方は長らく手入れがされていないようです。
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 電車は定刻通りに東羽衣を出発しました。ほのかに赤い夕陽が照ります。
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 鳳に着いてからは103系の最後の勇姿を撮影……しましたが、それは次回にご紹介。


参考文献
103系通勤形直流電車 0番代 改造車
http://itreni.net/jnrkeishikipage/ec/ec103/jnr103_0kai.html