1989年1月8日以降に生まれた人がちが全く知らないこと、それは「改元」です。昭和から平成に元号が変わるとき、元号が変わることは昭和天皇が逝去されることを意味し、不謹慎だとされていたようです。さらに昭和天皇が逝去された直後に改元となったため、平成時代の始まりは厳かなムードだったと聞きます。

 しかし今回の改元は平成の天皇が存命中に行われたため、元号が変わることは全くネガティブな要素を含んでいません。というわけで、平成生まれの自分にとっては生まれて初めての改元が楽しみで仕方ありませんでした。令和一発目の記事は、「新しい時代に、未来へはばたく」という意味を込めて、旅客機の撮影を記事にしました。

 今回の撮影は、主に関西国際空港(関空)での撮影となります。関空は1994年に開港された、人工島だけで構成されたものでは世界初の空港です。埋め立て空港といえば長崎空港も当てはまりますが、長崎空港はもとあった島を開発して作られた空港です。なお、長崎空港は世界初の海上空港です。

 海上空港の大きな特徴は、騒音の影響を大幅に軽減できることです。市街地にほど近い空港では、騒音問題から空港運用に関してさまざまな規制が設けられました。例えば、伊丹空港こと大阪国際空港空港では騒音の影響で1970年頃に発着時刻が規制され、さらに2000年代後半には3発以上のエンジンを持つ旅客機が乗り入れ禁止になりました。

1983年の伊丹空港。昔の日本にはこんなジャンボジェットが数多く飛んでいたらしい。(Youtubeより引用)

 これに対して関空は居住地から数 km離れているためジェットエンジンなどの音は対岸に届く前にかき消されてしまうため、陸上の空港に比べてとても柔軟性のある運用を組むことができます。関空は、日本で初めて旅客便・貨物便を24時間運用することができる空港です。滑走路が1本の時代はメンテナンスのため滑走路を閉鎖している時間帯に限って離着陸ができませんでしたが、2007年に第二滑走路が運用を開始されてからは完全にいつでも離着陸ができるようになりました。

 ちなみに、「KIX」は関空の空港コード(IATA)であって、それはアルファベット3文字で空港を示すものです。例えば羽田空港の空港コードは「HND」、成田空港の空港コードは「NRT」です。だから関空も「KIA:Kansai International Airport」としたかったところが、KIAはすでに別の空港で使われていたため、「KIX」となりました。

 そんな関空に徳島から向かうにはバス…………と言いたいところでしたが、交通費がかかるわりに所要時間が長いため、和歌山まで船を使い、そこから南海電車で関空まで乗り換えることにします。撮影日は、2018年11月10日です。

 朝3時、徳島港から和歌山港に向かい、和歌山港から南海電車に乗りました。
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 和歌山港についたのは5時過ぎ。折り返し出港する船に乗るとバスよりも圧倒的に速く徳島に着けることもあってか、和歌山港にはたくさんの人たちが出港を待っていました。
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 もしも何回フェリーを深夜以外は1時間ヘッドで運行したら、とても便利だとは思います。そこまではいかなくても、2時間に一本のパターンダイヤだと時刻がわかりやすくて便利だと思います。もっともフェリーを増備するのはお金がかかる話なので、実際にそれを実現するのは簡単ではないと思います。しかしもし余力があるなら一度試してみてもいいのかもしれません。

 和歌山港では30分ほど待って、
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 和歌山市駅行きの電車に乗車。
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 フェリーを降りてから電車が出発するまで約30分。乗り換えに必要な時間が10分くらいに対して間がかなり長いので、欲を言えばもう少し乗り換え時間を短くしてほしいです。ちなみにこの電車は
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 なんと撮影した時点で49歳。検査年月の「検」の字体が古い。少し前に103系が大阪環状線から撤退し、115系などの国鉄型電車が広島から撤退しましたが、この車両はそれらの車両よりもさらに古い車両。電車も大事に使えば軽く半世紀持つものなんですね。

 電車に乗って、和歌山市駅で乗り換え。発車標はいつの間にか液晶タイプに更新されていました。
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 見やすい………… つい数年前まではフルカラーLEDが主流だったのに、最近は液晶を使うところが増えてきました。こちらの方が解像度が大きく、一度に多くの情報を流せるからでしょう。南海サザンに乗って泉佐野まで乗ります。そこから関空行きの列車に乗り換え。泉佐野でも数十分待ちました。その間を利用して南海電車を撮っていきました。
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 最初に来たのは、なんば行きの特急ラピート。
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 しかし準備の時間がなかったので変な写真しか撮れませんでした。
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 その後何本か電車が来たので手当たり次第撮影。
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 6時40分過ぎ、関空行きの空港急行が到着。
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 はじめに乗った車両とは対照的に、かなり真新しい車両でした。ここからりんくうタウンを通ってJR線と合流し、関空に到着。途中、台風21号の襲来によって橋が崩れていた部分がありました。ある程度片付いていたとはいえ、少し生々しかったです。電車が通る部分は崩れていませんでしたが、安全のため速度を落として通りました。JRと私鉄が同じ線路を共有して走るのを見ているととても不思議な感覚を覚えました。

 関空に到着後、せっかくなので電車を少し撮影していきました。空港急行の隣に止まっていたのはラピート。忍者を思わせるクールな表情は、登場から20年以上たっていても衰えていませんでした。
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 すると日根野方面から関空快速が。
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 アーバンネットワークのエースとして活躍している223系ですが、その最初のバージョンがまさに関空快速に使われているこの「0番台」。新快速用に作られたのが「1000番台」と「2000番台」で0番台より後発というのが少し驚きです。(かたや225系0番台は新快速用である。)

 ラピートが出発した後、別のラピートが到着。暗いのでズーム流しで撮ってみました。
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 収まりが良いのは1枚目、スピード感があってとのびやかなのは2枚目。いったいどっちがいいのでしょうか? そのラピートを真横から撮影。
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 その後さっきの関空快速が出発し、
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 別の関空快速が到着しました。225系5100番台です。
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 一口に関空・紀州路快速と言っても使われる車両は4種類もあります。それを全部共用運用するのってすごい。

 大体撮影したので、いよいよ本命である飛行機の撮影に移ります。その前に、関空の中を少し撮影していきます。初めて関空に来たのは、高校2年の修学旅行の時。そのときはあまり中を探検できなかったので、関空の広さが知りたくちょっと撮ってみました。
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 広い…………

 さすが日本有数の国際空港。広さが全然違います。広さをつかんだところで、バスに乗って展望デッキに移動します。
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つづく