宇和島駅に到着してから、しばらく駅内を散策。
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 駅内には、こんな心温まるメッセージが貼られてありました。
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 次に乗る列車まで時間があったので、宇和島市街地を少し散策することにしました。

 宇和島駅前のターミナルは、小さいながらもきれいに整備されてありました。南国らしくヤシの木が植わってあります。
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 ここからどこに行くか全然決めてなかったので、とりあえず改札を出て右に進んでいくことにしました。進んでいくと、商店街が見えてきました。
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 さらに左を向いて見上げると、宇和島城が。宇和島城の天守は1671年に完成して以来、戦火などを免れ現存しています。その歴史の重さを帯びているのか、はたまた天気が悪いからなのか、重々しい堂々とした姿でした。
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 青看によると、進んでいく先には「新内港駅」という場所があるそう。
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 歩いていると、だんだんリアス海岸の特長を肌で感じるようになりました。宇和島市街地は海からあまり遠く離れていないのに、振り返ってみると
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 すぐそこまで山が迫っています。宇和島って本当に険しい地形の中にあるんだなぁ…………

 時刻は11時を過ぎ、ちょうど昼食の時間。そろそろ昼食をとろうにも、肝心のお店が全然見つかりません。スマホをいじってGoogle mapでお店を探すも、ご当地の食事ができる店は見つからず、あるのはマクドナルドくらい。宇和島まではるばるやってきてマックは興ざめなので、もう少し奥にある道の駅に行きましょう。
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 ここなら何かご当地の食事ができるだろうと思い、入っていきました。すると予想通り、鯛飯やじゃこ天などが食べられるお店がありました。残念ながら金銭面の都合で鯛飯は食べられなかったので、じゃこ天入りの鍋焼きうどんを食べることにしました。

 じゃこ天とは、魚のすり身を揚げたもので、南予地方の郷土料理。食べた瞬間、魚のうまみが口の中に広がり、鍋の味を引き立ててくれました。加えて(香川県生まれなので)うどんも予想以上においしく、とても食べ応えのあるものとなりました。今度鍋料理をするときには、じゃこ天を入れて魚介のダシを味わいたいです。

 さて、おなかいっぱいになったところで再び新内港駅を探します。Google mapによるときさいや広場のすぐ近くにあるらしいので、探します。すると1分くらい歩いてその駅を発見。
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 中に入ってみましょう。
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 中には、船の発着時刻が記載されてありました。そう、ここは「港」だったのです。ここから離島に向かって、1日に数本船が出ます。しかし、なんでわざわざ「駅」にしたんだ…………????

 で、港で写真を撮っていると何隻かの船がいました。
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 この2隻を含めた3隻が、新内港駅から発着します。乗ってみたかったのですが、時間の都合でそれは次の機会に回します。ほか、クレーンや貨物船などもあり、港町としての様子がうかがえました。
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 ナゾを解いたところで宇和島駅に戻ります。駅に戻ったのは12時過ぎ。まだ1時間近く残っていたので、跨線橋に上って撮影しました。たまにTwitterで見かける撮影場所なので、気になって行ってきました。
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 宇和島運転区と「がんばってます! 南予」
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 跨線橋から少し高松寄りに移動したところにあったのが、和霊踏切。
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 これが、予讃線で高松から走ってきてから最後の踏切です。やっぱり「最後」となるとロマンを感じますね。列車の時刻が迫ってきたので駅に戻ります。

 ホームには、すでにおさんぽにゃんよ号がいました。
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 最近キャラクターラッピング列車がはやっていますね。ご当地キャラクターをラッピングすることで地域がPRできるだけでなく、明らかに色が違うので撮る楽しみもできるのがうれしいです。そのおさんぽにゃんよ号は、4640D宇和島発松山行きとして12時16分に宇和島を出発しました。
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 その後、新幹線を持たないJR四国最強のネタ車登場。12時23分、4819D窪川発宇和島行きが到着。
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 JR四国のなんちゃって新幹線。新幹線では珍しく内燃機関で動きます。最高速度は時速85 km/h。前に伊予西条で少し遠目で見たことはありましたが、実際に近くで見たのはこれが初めてです。折り返しの便が3番のりば発と表示されてあったのでてっきり3番入線かと思っていましたが、実際は1番に入りました。中には数名の外国人観光客が乗っていました。
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 記念にもう少し撮りましょう。
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 それにしても0系新幹線をモデルにしたノーズ、よく作ったなぁ…………

 なんちゃって新幹線は宇和島運転区に引き上げていきました。宇和島に来たら是非とも撮りたいと思っていたこの車両、直前まで曇っていたにもかかわらず、来るときから晴れたので、非常に運がよかったです。
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 こうして宇和島駅に再び静寂が訪れました。
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つづく